現在の主な業務内容は、案内カウンターやテレホンセンターで施設やフライトの案内を行っています。
保安要員も兼ねており施設不備やお困りのお客様がいらっしゃらないか巡回を行ったりと、空港に関して どんなことでも知り尽くしておく必要があります。
様々なお客様からの問合せや要望を受け、多岐に渡る業務で大変なときもありますが、そのような対応を通して、自分の成長に繋がっているように思います。
また、お客様の声を一番身近で受ける立場であり、お叱りを受けることもありますが、「ありがとう」とお礼や感謝の言葉を述べて頂く場面が多くあります。その言葉を頂いたとき、自身のやる気にも繋がってきます。こんなにもたくさんの経験ができる素敵な仕事は他にはないと感じています。

ON/OFFがきちんとしている職場です。職場では丁寧且つ的確な指導、時には自身の案内に指摘を受けることもありますが、職場を離れると先輩後輩関係なく仲が良く、プライベートでも食事や遊びに出掛けられる人間関係です。その仲の良さから来る信頼により、緊急時でも連携のとれたチームプレイができています。
アルバイトとして関西空港で働いていたとき、「？」の顔をしたお客様を多く見かけ、何かお手伝いができないか、もっと快適に過ごして頂くために私にできることはないかという思いがありました。そんなときにインフォメーションスタッフの存在を知り、「私がやりたいことはこれだ」と思い志望しました。

2018年の台風で空港閉鎖になったとき、テレホンセンターで受けた問い合わせです。お客様が予約していた飛行機の運航状況や対応等に関して知りたいが、連絡が取れないと言う内容でした。空港案内からお伝えできる限りの情報をお伝えしましたが、なかなか納得されずどうにかしてほしいという一点張りでした。相談先や方法、別ルートのご提案等、私が持っている知識を元にできる限りのことを行いました。結果、お客様の全ての質問に対して解決策をお答えすることができず、悔しさと申し訳なさがありました。
心が折れそうになりましたが、対応の最後に私の名前を呼び、「ありがとう。大変ですが、頑張って下さい。」と言葉を頂いたときは、嬉しさと安堵の気持ちで泣きそうになり、より一層頑張ろうという気持ちになったことを鮮明に覚えています。