主に案内カウンターやテレホンセンターにて、空港内の施設やフライトの案内を行っています。海外や地方からのお客様に対して、観光地・ホテルへのアクセス案内、館内放送や拾得遺失、迷子の対応など、空港に関わる様々な対応をしています。たくさんのお客様が来所される中、お客様のご要望を伺い、一人一人に合わせた案内を、丁寧かつ迅速に提供しています。
私たちは空港でチケット販売をしているわけでも、商品を売っているわけでもなく、“案内”を提供しています。一人一人と接する時間は短く、全ての対応が一期一会だと感じる中、目に見えない“案内”の提供に対して、感謝されることは大変嬉しいことです。
自分が行った案内で、最初は困っていたお客様が喜んで下さり、笑顔でお礼を言ってカウンターを去っていかれたとき、心からこの仕事で良かったと感じます。一日に何百回と直接感謝の言葉を頂ける素敵な仕事です。また、それがモチベーションへと繋がるため、日々、成長できる仕事でもあります。

関西空港から出発されるお客様を見送り、関西空港に到着されるお客様をお出迎えし、案内する。 空港の顔、日本の顔としてお客様におもてなしを提供できるのは空港案内という業務でしか体験できません。 この仕事は、良くも悪くもお客様の旅を左右する、大事な役目であると感じています。その中で私たちはお客様が少しでも素敵な思い出ができるようお手伝いをしています。また、毎日違うことが起こる仕事だからこそ、当たり前がなく、どんなことも新鮮で、働きながら自分自身が成長できます。自身が行った案内を更に良くするための改善点など、毎日の業務が勉強になっています。
また、先輩・後輩の仲が良く、いつも和やかな雰囲気で仕事をしています。先輩はいつも相談がしやすい環境を作り、疑問に対しては納得できるまで教えてくれます。そのやり取りで信頼関係を築けていると感じます。困った時には全力で助け合い、頼りになり尊敬できる仲間と一緒に働けるのはとても心強いです。

飛行機で到着されたお客様を駅まで車椅子で介助したときのことです。カウンターでの案内は一人一人のお客様と接する機会はとても短いため、この時間がお客様にとって旅の通過点ではなく、一つの思い出として少しでも良いものになるよう、自分のできる精一杯を行いました。駅までの道のりや、駅に着いてから駅員さんに引き継ぐ間、お客様がご自身の話をしてくださいました。そして、改札で見送る際、最後にお客様が「あんなに笑顔で出迎えされたのは初めてだったし、真剣に話を聞いてくれて嬉しかった。あなたに会えて良かったよ。本当にありがとう。」と言って泣きながら握手をしてくださいました。お客様が本当に喜んで下さっているのが分かり、自分の頑張り次第でお客様を満足させることができる仕事だと改めて感じました。お客様を安全にお連れすることはもちろん、その時間を楽しんで頂けるよう最大の努力をすることが、楽しいと感じさせてくれたお客様のことはこの先も忘れません。